スケートボードブランドとして、世界的に有名なSupreme。
ファッションやカルチャーが好きな人なら、一度は耳にしたことがあるブランドだと思います。
何十年も進化し続けてきたSupremeを「一度は気になったことがある」という人も多いはず。
ただその一方で、流行しすぎたがゆえに、こんな不安を感じたことはないでしょうか。
- みんなと同じに見えないか
- ロゴが成金っぽく見えないか
- 今さら着るのは痛くないか
こうした迷いがあって、
「Supreme ダサい」と検索した人も少なくないと思います。
本記事では、スケートブランドとしてのSupremeを軸に、
「イケてる」と感じる理由と、「ダサい」と言われる理由の両方を整理していきます。
筆者はじめまして。アップルボーイといいます。
アラフォーですが、今もスケートボードやストリートカルチャーが大好きです。
実際にアメリカのSupreme店舗を訪れ、現地の空気感も感じたうえでこの記事を書いています。
同じように悩んでいる方の参考になればうれしいです。
【結論】Supremeはダサくない


結論から言うと、Supremeはダサくない。
少なくとも「ストリートブランド」「スケートカルチャー」という文脈では、最前線にいるブランドだ。
世界的に流行し、多くの人に着られているブランドだからこそ、評価が分かれるのは自然なことでもある。
Supremeをダサくないと思う理由|スケートブランド視点で
スケートブランドとしてスターを生み続けている
Supremeは、現在でもスケートボードのフィルムを発表し続けています。
ストリートで撮影された映像には、情景や音楽・カルチャーのリアルさが詰まっており、スケーターでなくても強烈に「イケている」と感じるはずです。
映像に登場するスケーターたちは、当然のようにSupremeを着用しており、
それはスケート文脈の中で自然に成立してきたファッションとしても参考になります。
また、スケートブランドとしてのSupremeは、
レジェンドスケーターのジェイソン・ディルをはじめ、
ファッション界にも多大な影響を与えてきたマーク・ゴンザレスやアレックス・オルソンなど、
シーンを象徴する存在と深く結びついてきました。


さらに近年では、映画『mid90s』で印象的な存在感を放ったナケル・スミスや、
スケート・オブ・ザ・イヤーを獲得したタイショーン・ジョーンズなど、
次世代のスターたちも次々と誕生しています。
Supremeは今なお、スケートシーンだけでなく、様々なメディアやカルチャーに影響を与え続けているブランドです。
ハイブランドとも対等にコラボしてきた実績


Supremeは、Anti HeroやThrasher、Independentといった
スケートシーンを代表するブランドと数多くのコラボレーションを行ってきました。
一方で、Louis VuittonやCOMME des GARÇONSと言ったハイブランドともコラボしており、
それは単なる話題作りではなく、ストリートカルチャーがファッションの中心にまで影響力を持った結果だと感じます。
重要なのは、Supremeがハイブランド側に「寄せていった」のではなく、
あくまでスケートブランドとしての立ち位置を保ったまま、対等な関係でコラボしてきた点です。
スケートブランドともハイブランドとも自然に並び立つ存在であること。
その立ち位置こそが、Supremeが長年シーンの最前線にい続けられる理由のひとつだと思います。
大人がちゃんと満足できる着心地と生地感
Supremeの魅力は、デザインやカルチャー性だけでなく、
大人が着てもきちんと満足できる着心地と生地感にあると感じています。
スケートブランドとして象徴的なアイテムのひとつがキャップ。ジェットキャップとも呼ばれるシンプルな5パネル型は、無駄のないシルエットと細かなディテールの完成度が高く、ストリートシーンにとどまらず、多くのファッショニスタからも長く支持されてきました。


また、スウェットやフーディーに関しても評価は非常に高いです。
かつてはカナダ製のボディを使用していた背景があり、
現在でも高オンスで密度のある生地感と、強度のあるリブによって
型崩れしにくいタフな作りが受け継がれています。


特にフーディーやスウェットは、実際に袖を通すことでその違いがはっきりと分かるアイテム。
立体感のあるシルエットとしっかりとした重量感は、
見た目だけでなく着心地にも確かな高級感を感じさせます。
現在も、時代にマッチしたアイテムやディテールを柔軟にアップデートしながら、
若者だけでなく、カルチャーを理解してきた層にも深く刺さるプロダクトを発表し続けています。
LA店で体感したSupremeの立ち位置


元々、ロサンゼルスのSupremeはMelrose(メルローズ)にあって、2023年、West Hollywood(ウエストハリウッド)のバカでかい新店舗として移転しました。
ウエストハリウッドといえば、高級ブランドが軒を連ねるエリア。
そんな場所にあの規模の店舗を構え、しかも店内にはスケートのプールまで作ってしまう。
正直、もう「スケートブランド」という枠は軽く超えてきています。


店内には数多くのアート作品が並び、その空間はまるで美術館のよう。
ただ服を売る場所ではなく、Supremeが積み重ねてきたカルチャーそのものを体験する空間でした。
そして印象的だったのが、店員の存在。
全員がその時期のSupremeのコレクションを自然に着こなしていて、
サイズ感や着用バランスがとにかくイケている。
「これをダサいと言う理由が、正直どこにあるんだろう?」
それが、LAの店舗で実際に体感した僕の率直な答えです。
Supremeがダサいと言われる理由
流行しすぎて賛否両論が生まれている


ファッション界において、Supremeは長年にわたり圧倒的な影響力を持ち続けてきました。
ストリートシーンを超えて広く認知され、今ではファッションにそこまで敏感でない人でも名前を知っているブランドです。
その一方で、Supremeを深く知らない人から見ると、
「値段が高い」「ロゴが目立つ」「流行に乗っているだけ」
といった印象を持たれやすいのも事実。
特に、Box Logoに代表される強いアイコン性は、
Supremeの魅力であると同時に、
ロゴだけが切り取られて消費されてしまう原因にもなりました。
結果として、
「Supreme=ミーハーっぽい」
「流行りものを着ているだけ」
といったイメージが先行し、ロゴが一人歩きする形で賛否両論が生まれてしまいます。
ただ、これはSupremeに限った話ではなく、
長年トップを走り続け、あまりにも多くの人に届いたブランドだからこそ起こる現象とも言えるでしょう。
デザインによって、アート色が強く好みがはっきり分かれる


Supremeは有名ブランドをはじめ、映画・音楽・アニメなど、さまざまなカルチャーとコラボレーションを重ねながら、毎シーズン新しいコレクションを発表し続けています。
その背景もあり、アイテムの中にはカルチャー色が非常に強いものや、
アート性が高く、時に奇抜と感じられるデザインが多いのも事実です。
例えば、毎年リリースされるフォトT。
レジェンド級の人物やラッパー、カルチャーアイコンが被写体となり、
その時代やシーンを切り取ったようなデザインが並びます。


ただし、そのカルチャーや人物背景を知らなければ、「なぜこのデザインなのか」とその奥深さが伝わりにくく、自分には合わない、よく分からないと感じてしまうのも自然なこと。
Supremeのデザインは、万人受けを狙うというよりも、特定の文脈やカルチャーを理解している人に強く刺さるものが多く、だからこそ好みがはっきり分かれてしまうブランドだとも言えるのではないかと。
【まとめ】Supremeはカルチャーとしてどう向き合うか


Supremeは、「ダサい」「イケてる」と単純に割り切れるブランドではありません。
スケートカルチャーを軸に、長年ストリートの最前線を走り続け、その影響力があまりにも大きくなったからこそ、賛否両論が生まれているのだと思います。
ロゴが目立つことや、アート色の強いデザインが多いこと、流行しすぎてしまったこと。
それらは確かに「ダサい」と言われる理由にもなりますが、同時にSupremeがカルチャーとして成功してきた証でもあります。
僕自身、何十年とSupremeの洋服だけでなく、コレクションやフィルム、ブランドの動きを追い続けてきましたが、
それでもやっぱり、今でもクソかっこいいと感じています。
個性あふれるライダーたちがシーンを広げ、
そこから新しいブランドやムーブメントが生まれ、
スケートやストリートカルチャー全体を押し上げてきた。
Supremeからカルチャーを知るのもいいし、
そこを入口にして、その本質やルーツに触れていけば、
ブランドの見え方はきっと変わってくるはずです。
やはり、Supremeという存在には「至高」という言葉が一番しっくりきますね。

